トランプ大統領の支持率は、2017年12月のCNNの世論調査では35%となっており、過去50年間の調査の中で就任一年目の、年末の支持率が歴代大統領で最も低いとされています。

また、トランプ大統領が就任してから1年が経過した現在の支持率は、各テレビ局の世論調査では37%38%と発表がありました。

しかし、アメリカの調査会社ラスムッセン社が毎日行っている世論調査では、2月27日にはトランプ大統領の業績を支持する者が50%と上昇しているとのこと。

その理由として、

  • 以前口にしていたアメリカ・ファーストを言わなくなった。
  • 政策的にも移民に同情的である。
  • フロリダの高校での銃乱射事件でも銃規制強化を提案した。

トランプ大統領のこういった対応や姿勢が支持を拡大したのではと言っています。

もし支持率が上がっているとしたら上記以外の理由、白人至上主義者の台等にあるのではないかと考えてみました。

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トランプ大統領と白人主義者の主張

トランプ大統領の主張

トランプ大統領が白人至上主義を根本に抱いているのは有名です。

大統領選のとき

「偉大な米国を取り戻す」

という主張を掲げました。

これは

「1950年代の白人男性が優位だった頃の米国社会を取り戻す」

という意味が含まれているそうです。

さらに、

「イスラム教徒の一時的全面入国禁止」

「メキシコ国境の壁建設」

この政策も白人主義者の支持を得ようとしたもので、

アメリカにもう一度「白人至上主義」を取り戻したいということです。

白人至上主義者の主張

白人至上主義には自分たちを主張する考え方があります。

その代表的存在である理論的指導者のジャレッド・テイラー氏は、白人の権利を擁護するサイト「アメリカン・ルネサンス」を運営していて、

そのテイラー氏は、人種現実主義を掲げています。

人種現実主義とは、

人種ごとに能力が異なるという主張で、

例えば、他人種より白人の方が頭脳が優れているなどと主張するものです。

このような思想のもと、人種ごとに住む場所を分ければ争いは起きないと考えているようです。

アメリカは元々移民の国で、他からの移民をどんどん受け入れた結果白人が少なくなり、

白人をこれ以上減らさないようにしなければ今度は自分たちが少数民族になってしまう、

白人が優位に立てなくなる、そう主張し、

アメリカで、白人とそれ以外の人種が逆転するのを最も恐れているようです。

以前のアメリカは、白人が占める割合が8割以上と多く、それが将来的には5割を切るのではと危機感を抱いています。

【アメリカの人種構成予測】

1965年、白人の割合84%

2015年、62%

2050年、47%と予想

結局、白人主義者の根本は、白人こそが最も優れていると思っているようです。

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白人至上主義を避難する白人と反対派の減少

例えば白人が自分の考え方を黒人に伝えると比較的批判をされないと言います。

その理由は、

アフリカ系アメリカ人(黒人)やヒスパニック系(中南米系)の人もそれぞれ自分たちの主張があります。

だから白人の方も自分たちの考えを主張するのは最もだと考えているようです。

白人至上主義者が自分たちの一番の敵と考えているのは、

黒人やヒスパニックの方ではなく、その人達を擁護する同じ白人であり、差別をなくそうと訴えている人たちだそうです。

アファーマティブ・アクション(積極的差別撤廃政策)

アファーマティブアクションという特別優遇政策があります。

これは、大学の入学や企業の雇用で少数派を優遇する政策で、黒人の方は長い間奴隷だったために、

教育をしっかり受けられなかった人を優先的に教育を受けられるようにする政策のことです。

例えば、

白人と黒人が入試で同じ成績だった場合、黒人の方を優先して入学させることで、

これによって、白人が大学に受からなかったことを逆差別だと訴えて裁判を起こす事態も発生しています。

差別を無くそうとした結果、こういうことが起こっているようですが、極端から極端に行き過ぎのような気がします。

しかし白人に対する逆差別が起こっているのも事実で、このことが白人の中の白人至上主義を反対する人が減少する原因になるのではと思います。

さじ加減が難しいと思いますが、バランスというのがとても大切ですね。

白人至上主義、KKK(クー・クラックス・クラン)の復活と増加

秘密結社とも言われているkkkの組織が以前のように力をつけ始めているそうです。

実は、kkkのメンバーはオバマ大統領以降増加傾向にあり、

それがトランプ政権が誕生し、さらに白人至上主義の運動が活発になり、各地で集会を開くkkkのメンバーが増えているとのことです。

今は組織拡大、自分たちの存在をアピールする絶好のチャンスであると。

何故kkkのメンバーが増えているのか?

その理由は、自分を主張する白人は人種差別だと非難されることが原因とのこと。

例えば、

黒人もヒスパニックも「自分たちは誇りを持つべきだ」と発言することができるが、

それを白人が同じことを口にすると人種差別だとレッテルを貼られる。

今の世の中や法律が白人を抑圧すると訴えています。

こういったことが嫌でKKKに参加し始める人が増えているといいます。

KKKの人たちはトランプ大統領を支持しているが、それを口にはしないそうです。

それは、

KKKの名前とトランプ大統領が繋がると大統領のイメージが悪くなることを彼らは分かっているので、

気を使い表沙汰にはしていないそうですが、白人こそがアメリカ人と心では思っているということです。

kkkのメンバーは現在、8000人程とまだ少数ですが、地味ちに活動を続けて増えていくとともに、

トランプ大統領が務めている間はチャンスと捉え、白人至上主義者も増えていくのではないかと思います。

まとめ

白人至上主義者が自分たちを一番と考えているように、

様々な人種の中にも自分たちが一番と考える人が必ずいると思います。

自分たちが一番と考える人たちは皆、最もらしいことを言って主張してきます。

しかし、いくら説得力のある発言であったとしても、何かおかしい、どこかが違うのではと考え、

常に客観的な目で見ることが必要かと思います。

世の中に完璧な平等は難しいとは思いますが、差別をなくす、皆が等しくなるような方向に進んでいくのが大切ではないでしょうか。

 

因みに、kkkを知るに当たってオススメの映画があります。

アメリカ南部に根強く残る人種差別を描いた、実話に基づいて制作された映画、

「ミシシッピー・バーニング」

1960年代、ミシシッピー州で3人の公民権運動化が殺害された事件がモデルで、犯人はKKKのメンバーとされています。

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